アーカイブ 2023


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2023 年 11 月 4 日放送

写真家:高橋義昭さん〜①

 さぁ今週も始まりました。アクセスの時間です。今週は久保書記長に帰って来ていただいて、さらに以前出演いただいた 高橋 義昭さんからちょこちょこメッセージをいただいて「カジキングと話したい」と…。「なんなの?」っていう話をしてですね…。

 何も聞いてない。

 いや聞いてないんですけど、じゃあもう「ラジオで話してよ」っていうことで…。

 はい。

 急遽ゲストで出ていただくことになりました。改めて紹介します 高橋 義昭 さんです。

 名前は高橋なんですけど、35mm 1.4 というレンズを使ってて「笑顔を撮る」ことを目的として写真を撮っているので、笑顔写真家:ミコイシヨシアキ と名乗ってます。よろしくお願いします。

 じゃあもう話していいですか?

 一体何なんですか?

 はい、「フリーランスで働いていくぞ」ってぶちかましたのはいいんですけれども、世の中の人っていうのは障がいあるなしに関わらず仕事を頼む上ではプロフェッショナルに頼んだら「プロフェッショナルの仕事をしてくださいよ」っていうふうに見るっていうことを僕が見落していたんです。

 はい。

 仕事を頼んだら「このぐらいのクオリティでやってね」っていうのはもちろん求められるんですけれども、まあそこに障がい者っていうフィルターが入ったからといってこのクオリティーで満足するお客様はいらっしゃらないということに気がついたというところで「見立てが甘かったなぁ」というところが正直1つ目ですね。

 笑っていいところかどうか?

 笑ってください(笑)。

 まず失敗は大事なことですね。それをあっけらかんとこの場で言える高橋さんは素晴らしいことですけど…。

 ただそれでも前進はしています。前回、業務委託は何してるんですか? って聞かれたとき「皿洗いをしています」って言って終わったと思うんですけれども、その後写真のお仕事っていうのもちゃんと受注できるようになりました。

 えー、素晴らしい!(拍手)

 有り難うございます! 新富町にある牧場さんが牧場体験をするプランがあるんですけれども、その牧場体験のプランをフォトアルバムにしてお客様にお渡ししたいという、そういう思いが共通であったのでお互いマッチして「じゃらん」から申し込んでいただければ僕が撮影に伺ってフォトブックまで作るっていうふうな業務委託をいただけることになりました。

 なるほど。

 あと一個はもう今からシーズンですけれども「七五三」ですね。まあ出張撮影の会社とちょっと業務提携いたしまして、七五三を撮らせていただけることになったんですけれども、二つとも予約がいるのでちゃんと決まったお仕事にはなってないという所がまぁ一つあります。

 でもフリーランスですからね。

 はい、だからさらに「営業をかけていかないといけないなあ」と思っているところです。

 クオリティを求められるっていうところはもう乗り越えれたんですか?

 そうですね、どうしても体調に波があるので写真が撮れる日と撮れない日があったりとか、いったん写真を撮ってレタッチして仕上げてお渡しするっていうのに日数がかかってしまうところがあるんですけれども、ペース配分っていうのがなかなか難しくてもうずっと集中しすぎてやっちゃって後から体調が悪くなってしまったりとか、体調が悪いからちょっと仕事が中途半端になっちゃうとかいうところがあって、でもまあそこは乗り越えていけそうです。

 その取引先から具体的に何かこういうふうなクレーム言われたとかいうことなんですか? クレームというか、注意というか…。

 「進捗どうですか?」って言われたときは「やばいな」って思っちゃいますね。

 なるほど。

 「何時何時ぐらいに仕上がる予定です」っていうふうに対応しています。

 それが他社より時間がかかっちゃう?

 はいそうです。どうしても1人でやっているので…。

 同じようなことをやっているところより時間がかかる?

 はいそうです。

 例えばだけど、もともとの会社さんとの取り決めで何日遅れちゃうみたいな具体的な話ってないんですか?

 納期に間に合わなかったとか…。

 納期に間に合わなかったことはないですけど、若干突かれる率が高いです。

 約束の期限よりはちゃんと前倒しで…。

 ちゃんと期限内には収めますけれども…。

 なるほど、なるほど…。

 細かな連絡とか「今どこまで進んでます」とか、そういうフォローを全部1人でしないといけないんです。会社とかグループとかだったら「今ここまで進んでます」とか、スケジュール調整してくれる人がいたりとかいるのかもしれないですけど、なんか全部すべての事柄を自分で背負い込まないといけないというリスクを見落としていたんです。

 でもそういう制作系の仕事は多分一緒だと思いますよ。それこそプログラマーだって「どこまでできたのか」っていう確認は共有シートとかなんかで毎日こう記録していったりとかしてみんながわかるようにみんなしてるので、工夫したらいいと思います。

 そこを見落としてたんです(笑)。「フリーランスでやっちゃうぞ〜」って前のめり前のめりで進んでいった結果、そういうことまでしないとねって…。

 僕がついこないだある雑誌のが 12 月号の原稿を頼まれてて、なんとなく 10 月何日締め切りだなってボワーンと思ってたんですね。で普通は原稿頼むとその編集の人とかが挨拶が来たりするんで、まあどっちかというとそういうスケジュール管理を頼んだ方がやってくれると思ってたんです。

 はい。

 それで9月の前半に「原稿まだですか?」って来て「何を言ってんだこの人は」って思ったわけです。そこで改めて依頼書を見たら「昨日締め切りでした」って…。原稿を一文字も書いてない状態で…。「今一生懸命やってるんですけど」「いつまで待てます?」と…。なのでそっから死ぬ気で書いたんです。だいたいそんなもんですよ…。

 だから高橋さんがこういう写真撮る。ほかじゃ撮れないよみたいな物をどっかに見つけて、この人にお願いしたいってなるとコントロールがしやすくなるからその辺のバランスをスピード感とか「誰でも撮れるものを早くやります」なんてのは世の中にいっぱいあるから、そうじゃないところを目指すっていうのがいいんじゃないのかなと思います。僕もついポロってたらもう大失敗ですよ…。毎晩鬼のように電話してきて「いい加減にして下さい」「まだですか? まだですか?」って…。

 タスク管理のなんかアプリみたいなやつを相手と共有して例えば4ステップぐらいに分けて、終わったら「ポチっ」てしたら、相手も「ポチッ」となったのがスマホで確認できるみたいな、文字のやり取りじゃなくてそういうの入れたらいいじゃないですか?

 そうですね。

 はい解決しました! ということで来週からですね。

 業務委託が2個増えました。

 増えました? じゃその話を掘り下げていきます。来週も引き続きよろしくお願いします。

 よろしくお願いします。

DJ. カジキング

2023 年 11 月 11 日放送

写真家:高橋義昭さん〜②

 さぁ今週も始まりました。アクセスの時間でございます。今週も先週に引き続き久保書記長とともに高橋さんのお悩み相談室ということで、お話を伺っていきたいと思います。今週もよろしくお願いします。

  よろしくお願いします。

 先週、業務委託を新たに2件もらったと、カメラの仕事ですね。

 カメラの仕事です。

 それに対して何を喋ればよかったんですか?

 ただの自慢ですよ(笑)。

 褒めてもらいたかった(笑)。

 素晴らしい、素晴らしい。

 どのくらい営業したんですか?

 えっとですね、まず取った方法がマルシェに参加してそのマルシェでチラシを配って、とりあえずこういう人がいるんだぞっていうところを認知してもらうところから始めました。そのマルシェでフォトブースを設けて撮るっていうこともするんですけれども、そこに重きを置くよりかはチラシを配って「あぁ、こういう人が宮崎県内でこういう活動をしてるんだ」っていうふうに…。フライヤー持ってくればよかったですね(笑)。

 そうですよ。でもそのなんか動くっていうのはめちゃくちゃすごいですよね。

 いいことですし、大事なことです。

 何の障がいですか? 手帳は何級でしたっけ?

 2級です、精神障害です。その精神障害2級だとしてもやれることはたくさんあるし…。

 一番ね、障がい持ってる持ってない関係なく人が嫌がるところじゃないですか? 仕事とってくるっていうのは…。

 なかなか営業が向いてるって人もいますけど、一番やっぱり断られることが多いからメンタルやられるっていうのはね…。

 そこに挑もうとする姿勢は素晴らしいことだと思います。

 「捨てる神あれば拾う神あり」でなんか困ってる時に手を差し伸べてくれる人がいたりとか、チラシを配らなきゃ誰もインスタで高橋なんて検索しないので、地道な努力がやっぱり大事だと思いますね。

 なるほど、え? じゃあ皿洗いの業務委託の量というのは減ったんですか?

 いや、それは維持しています。

 変わらずボリューム的にはやっている?

 そこは維持しながら…。

 そこが生活の一応土台になってて写真で撮った分が上積みにこうなっていくみたいな…。

 生活が楽になってるかなってないかでいうと多少楽になったというところですけど、それよりも仕事が入ってくる喜びとか張りとか…。楽しい面もあれば先週話した通り苦しい面もあるっていうところで…。

 とれた時やばいでしょう。「とれたぞ!」みたいな(笑)。

 苦労が実る瞬間ですね。あとマルシェで見かけたら、とりあえず話しかけてください。

 リスナーさん見かけてください。じゃあまず高橋さんのインスタとか見ないと…。

 はい、インスタグラムで「3514photo」で検索していただくか、マルシェでチラシを配っている写真家の人がいたらオーバーオール着てるんでわかりやすいんで…。

 今日のこの格好でいつもウロウロしてる? なるほど、なるほど。

 行くときの勝負服なんで「ラジオ聞きました」とか「こういうことを考えているんですけど」とか話かけてくれるとめっちゃ喜びます。

 なるほど、なるほど。じゃあ、そろそろ3つ目のテーマ。

 はい、3つ目のテーマはゆくゆくは会社にしたいんですよ。

 法人化したい?

 はい、法人化したいです。僕は写真を撮ってレタッチの作業をお願いする雇用を生み出したいんですけれども、ちょっとハードルが高すぎてどうしたら解決できるのかがわかってない…。

 でも業務委託先増えたり認知度とか増えてきて、おのずと法人にしないと対応しきれないなっていうタイミングの方がたぶんいいのかな。

 無理して、今無理やり法人化する必要ない…。

 なるほど。

 「カメラマン」ということであれば会社の形ないと信用がないとか、そういうことではなくてたぶん出来上がりだとか丁寧さとか、なんか想いを映してくれるとか、たぶんそういうところに価値が出てくるからそれで増えていって、そういうタイミングで必ず組織を作らなきゃと多分なってくるでしょう。その時がそうじゃないのかな?

 雇用を生み出さないとというタイミングで法人化したらいいんじゃないですか?

 じゃあ、今はまだで僕のファンを広げるところがスタートライン?

 お客さんを含めて…。

 要は自分一人でもう少ししたらそのレタッチとか、そういうちょっとした作業がもう手が回らなくなって、要は「自分がそれをやるよりも自分は営業で動いた方がもっと収益取れるのにな」ってことは、この分は人件費払って人にしてもらった方がもっと自分の時間ができてその分売り上げが増えるっていうそのタイミングを測ってそうしたらいいんじゃないですか?

 なるほど、解決しましたね!

 だっていきなりノリで会社だけ作っちゃったら、それこそ会社だと税金が毎年発生するし金食い虫に逆になっちゃうんで…。

 相談してよかったな〜(笑)。

 そのレタッチっていう作業に特徴が出るんじゃないんですか?

 僕は表情を引き出す方が得意で、レタッチは明るさとかある程度…。

 それでやっぱ個性があれば思いっきり自分でやって「こういう形のレタッチしてください」ってこう的確にできるまで自分の中で消化しないと…。

 そうですね、教えるためのマニュアルみたいなものも自分でバシッと作れる状態まで固めてしまった方がいいですね。

 「やります」って言って撮ったのが全然違う形で出てくると損が出ちゃうし…。

 でも、自分の型みたいな「こうしてくれ」っていうのがちゃんとできて、それを見て「同じようにやってね」っていうような教え方だったらいけるんじゃないですかね?

 ちらっと聞いたのが本当一線で活躍している写真家さんが「東京とかはレタッチャーに頼むのが普通だよ」って聞いてたので「あっ、そういう世界もあるんだな」と思ってそれを取り入れようとしてた…。でも思いだけ先に行っちゃって後先考えず動いちゃうので…。

 まず仕事とりましょう!

 そこからですね。

 手が回らないっていう状況をつくってですね…。

 そう、それが大事ですかね。

 最後になんか言い残したことないですか?

 オーバーオールでウロチョロしているのは僕なので「気軽に話しかけてください」というのと障がいがあってもなくても頑張れば報われる世界は待っています!

 高橋さん、久々ありがとうございました。また元気な姿見せてください。

 はい。

DJ. カジキング

2023 年 11 月 18 日放送

写真家:高橋義昭さん〜③

 はい、今週も始まりました。アクセスの時間でございますけども、先週の収録終わった後でマイク切った後に「さっき話してよ」みたいな話を急にし始めまして、急遽今週の放送分の回の内容を変更しましてまた高橋さんにお越しいただいて、少し病気について掘り下げる回にしたいなということで、今週のゲスト高橋さんでございます。

 よろしくお願いします。

 毎回終わった後に喋りだすのやめてもらっていいですか?

 あと出しジャンケンみたいな感じで…。

 それこそ、僕が「病気はなんですか?」みたいな話をちょっと聞いたと思うんですけど…。

 精神障害の2級とまでは聞いていて手帳を取るときの診断の病名の話で放送後に盛り上がったということですね。

 具体的な病名まで分かった方が、高橋さんがガッツがあるということがリスナーさんに伝わってるので「こんな感じでやってるんだ」と、より身近に感じて話しづらいとこもあるかもしれないけれども、みんなの勇気になってもらえたらということでですね。

 そうですね、わかりました。

 で病名はなんですか?

 はい、統合失調症の「非定形」と言われる部類に入ります。

 非定形?

 はい、「ひ」は非常口の「非」で定形は定形外郵便の「定形」で定形にあらずっていうことで…。

 なるほど。

 いわゆる統合失調症でいうと、幻聴・幻覚・譫妄みたいな症状が典型的ないわゆる統合失調症ですが、そうじゃないっていうことですね?

 そうです。まさにおっしゃる通りです。

 非定形型の特徴って何かあるんですか?

 まず統合失調症に陽性症状と陰性症状っていうのがあって、統合失調症の陽性って言われる部分が幻覚だったり、幻聴だったり、譫妄が陽性症状と言われる部分で陰性症状が疲れやすいとか、もう極端にやる気が出ないとか、あと疲れすぎてしまうとか、そういったのが陰性症状と呼ばれる部分で、僕は幻覚が見えたことがないし、幻聴が聞こえてきたこともないし、譫妄と言われると「ん〜?」あるのかないのかわからないというところで、でも病名としては統合失調症っていうふうに診断されてます。

 なるほど。

 ただその診断をしてくださった先生は「あなたは非定型ですよ」っていうふうにおっしゃって「何ですか? それは」って聞いたら、疲れやすいとか極端にやる気がなくなったりとかする、そういった陰性症状が強く出る人のことを言うのでっていうふうなお話でした。

 やっぱり急にやる気が出なくなったりというのは今でもあるんですか?

 あります。強いストレスがかかると「シューン」ていう風に、ボリュームのつまみを下げるみたいに…。

 いい例えをいいますね、ここにめちゃくちゃボリュームのつまみがありますけど…。

 もうボリュームのつまみをオフにする感じで「シューン」っていう…。

 診断受けたきっかけとかは、もともと自分でなんか「どっか調子悪いな」と思って病院に行ったとか、そういう最初はなんだったんですか?

 最初はですね、大学の健康診断でストレスチェックをマークシートでしていくんですけど「あなたは何か人よりもストレスが多いみたいだから大学の健康管理センターで相談して下さい」って言われて、相談してたら健康管理センターの先生が内科の先生だったんですよね。

 はい。

 内科の先生が「一回、精神科で診てもらった方がいいですね」っていうふうに紹介してもらって精神科に行ったら、統合失調症ということが判明しました。

 僕は医者じゃないんですけど、統合失調症の人は結構「ユニオン」に多いんですけど…。

 はい。

 まず病識がないっていうのが最大の診断のポイントで、要するに自分が病気だっていう自覚のない人がだいたい統合失調症なんですよ。だからいま聞いてると疲れ易いとか、ちょっと体調の悪さが認識してるってことは専門でないのでアレですけど、いわゆる「統合失調症」の病識が無いって言う部分にはならないと言うか、自分が明らかに調子が悪いってのは分かっている。それでさっき言った「譫妄」というのは混乱みたいなことなんですけど、僕のとこに来る人にやっぱり状態が良いから働いてる。それはもう今は薬も結構あるんですけど、悪い時はテレビを見ていると画面の中に自分が居るような言い方をする。

 ほ〜。

 そうやって生きてるんだと。だからなんとなくサザエさんの番組の中で自分が出てきて「あぁ今日もなんか変なことやってるな」って見てるのが自分なんで、どっちが自分かわからなくなるみたいな。そっから病状が悪くなると耳元から声が聞こえたり、見えないものが見えたりみたいになってきて、だから昔「精神分裂症」っていう名前が今「統合失調症」と変わってますけど、要するにそういう自覚がなくなったり、統合っていうのは要するに心と体のバランスの統合が失調している(調子を失っている)って病名なんで、なんか本当にセカンドオピニオン、サードオピニオンでいっぱい病院に行った方が良いと思ってるほうなんで…。

 「過集中」って話が先々週に出たじゃないですか? 過集中でバーってやって疲れちゃうっていうのは完全に発達障害の方の特徴なんですよ。

 はい。

 大学生ぐらいで「なんかちょっとおかしいな」って発達障害でそれが受け入れられなくて、二次障害的に「鬱」になったりしてる人がいるんで、そんな時はやっぱり過度なストレスかかるし芸術的なセンスがあるわけだからもう一度診察してもらった方がいいんじゃ無いかなと…。

 ちなみに今お薬飲んでるんですか?

 注射です、エビリファイっていう薬剤です。

 どれぐらいのペース?

 月一です。

 ああ、なるほどですね。

 それで症状というか、まぁ調子がいいですね。それと「不眠」もありました。全く眠れないしスイッチが「パン」と入った感じで「あれ、今日来たな」と思ったらやっぱりその日は眠れなかったりするんです。

 でも、今そのカメラで外注の仕事を受けたりしてるわけじゃないですか、その中でボリュームが「シューン」とするようにやる気スイッチが出ない時だったりするでしょ? 今それどうやって対応してるんですか? これ多分みんな聞きたいと思うんですよ。

 「テンションを上げていくゲーム」っていうのをするんですよ。例えばラジオだったらテンション低めで「ラジオ」って言うんですよね。で被写体の方にちょっとテンションを高めて「ラジオ!」って返してもらうんですよ。そしたら僕がその上を「ラジオ!」っていう感じでテンション高めて返すんです。そしたらその上で、返してもらう、またその上を返す、さらにその上を返してもらうっていうふうにテンションをどんどんどんどん上げていくっていうゲームをする…。

 ゲームがあるんですね。

 そうすると上がる?

 一番最後は空前絶後みたいになるわけですね。

 最後は「ラジオ!!!」みたいな感じで、もうどんどんどんどん盛り上がってテンション上がって上がって、でも撮影終わった後はボリューム下がるみたいに「シューン」と…。

 撮影はまだいいんですよ。僕が聞きたいのはその編集したりとかして納品しないといけないじゃないですか? その時は一人でやってるわけじゃないですよね? 納期の期限もあったりとかしてその調整どうしてるんですか?

 その調整は「これ」です「スマートウォッチ」。50分に一回アラームを出してくれるんですよ。ムーブって出るんですけど活動量が落ちてるから「動いてください」ってスマートウォッチが出してくれるんですよね。50分もう集中しすぎるから50分なんてあっという間なんですよ。

 はい。

 その時にアラームが鳴るから「あっ動かなきゃ」って思って、近くの自動販売機まで歩いて甘めのコーヒー缶を買うんです。

 それは仕事に集中してるってことですか?

 そうですね。

 それはプラスの話じゃないですか? そうじゃなくて編集中に「シューン」と落ちちゃって、やる気スイッチがなくなって「やっべえ、納期間に合わねえ」みたいな…。

 そっちの話ですか?

 そっちはどうやって乗り越えてるのか聞きたいんです。

 そっちは乗り越えないです(笑)。

 諦める?

 「ここは休むところだ」ってしっかりオンオフします。

 あー、なるほどなるほど。

 それはいいかもしれない。

 じゃあ、もうその前の段階である程度余裕を持った納期を取引先にはもらってるってことですね?

 そうです。ある程度もうこのぐらいかかりますよと…。

 あー、なるほど。

 過集中時はむしろ仕事しすぎない方が大事ってことですね。

 そうです。

 これが聞きたかったんですよ。このためにもう一週来てもらったんですよ。

 でも自分の病気、病状を工夫で乗り切っている例ですね。

 はい、もう素晴らしい事例だと思います。

 これまた自分で編み出してるってとこがいいですね。

 ありがとうございます。

 テンション上げていくゲームって一般的に有名なんですか?

 「耳恋」で聞きました。

 それはわかりますけど、障がい者の人向けのテンションを上げるためのなんかこう特別なプログラムとかじゃなくて普通に一般的でやってるやつ?

 はい、ラジオで聞いて「これ使えるわ」と思って…。

 素晴らしい。

 だから隣の番組にはすごい感謝しています。

  (笑)

 隣の番組から聞いたので…。

 シローさんありがとうございます。

 なんか「モッツァレラゲーム」と言うテンションを上げていくゲームらしいんですよ。それをちょっと何年か前に「耳恋」で聞いて「これは使えるな」と思って…。

 でも自分なりにそうやってアレンジして、素晴らしいなぁ!

 ありがとうございます。

 ということで、最後はいい話で落着きました。高橋さん今週もありがとうございました。

DJ. カジキング

2023 年 11 月 25 日放送

雇用セミナーについて

 さあ今週も始まりました。アクセスの時間でございます。もうだいぶ長いこと2人トークしてなかったんですけど…。

 そうですね。

 この間いろいろあったみたいですね。書記長は千葉県に頼まれた雇用セミナーで講師をされてきたんですね。

 はい、中小企業相手に千葉県が力を入れて「なるべく障がい者を雇いましょう!」みたいな事業の一環で経営者を集めて講師をするっていうのをやってきたんですけど、やっぱりその雇用率が来年、再来年その次っていうのは上がるっていうところと、最低賃金が上がる、中小企業の人も雇って最低賃金高くなってきて払う、それで失敗するのが怖いから勉強したいみたいな感じが増えてるんですかね。

 参加者は社長自らっていうパターン多かったんですか?

 そうですね、WEB と対面とミックスしてるので WEB の人は顔見れなかったんですけど、来た人では大手の子会社の人とかや人事の人がほとんどでした。

 人事担当者が多かったんですね… なるほど。

 今これから雇うっていうと、どうしても「精神障がいの人を雇って問題を起こしたらどうしよう」っていうことばっかり考えてたんですね。それで僕が言うのは「問題起こしたらその時考えればいいし、大変なことの方が多いと…。ただ障がい者を雇わない会社はこれからも生き残れませんよ」と当たり前のこととしてやりましょうみたいな話になるんですけど質問も結構出ました。

 どんな質問がありました?

 そうですね「精神障がいの人ってもう言ったことは聞かないし、毎回同じこといってくるんですけど…。」みたいなの話が結構ズバズバ来ましたね。

 なるほど…。

 僕はそれは「じゃあ文書でやってくださいとか、時間を決めてやってください」とか、そういうアドバイスなんで別段ここで喋ってることと一緒ですね。

 そうなんですか、まあ質疑応答みたいな時間もあったんですか?

 そうですね。基本的には最初に聞きたいことをヒアリングしといてもらって、それについて伝えてお願いするんで、でもやっぱりその雇用率が上がるっていう数字は僕らが思っている以上に企業の人たちが、障がい者なんて雇わなくてよかった会社が雇わなきゃいけないっていうところが増えてきてるので、その人たちに向けていかにアピールできるかっていう、そういうふうなとこでつながればいいなと思いますね。

 精神障がい者は去年から今年にかけて二百何十万人の人口が増えたのはほとんど精神障がい者でしょ?

 倍になりましたからね。

 避けて通れないですもんね。

 通れないですね。だからまあ変な言い方ですけど体調にムラがあるとか、そういったところがケアできれば普通の人と同じように働ける人も多いですから、僕はほんと配慮なんて最初に言わない方がいいと思ってますけど、でもやっぱり長続きするっていう意味では「こういう時には休ましてください」みたいなところはあっていいと思うんですよね。まぁ短時間から始めるのもありでしょうし…。

 そうですよね。だって精神障がい者だって後天的な感じでなった人がやっぱり多いので、一時期はバリバリ仕事してたとかですね、なんかその技術とかスキルレベルとか職業能力が高い人も多いかなと思うんで…。

 あとやっぱりその病気を甘く見るじゃないですけど、なんかやる気があったり、ちょっとしたきっかけですごい頑張る人いっぱいいるじゃないですか? それはもうその自身がやりたいことが強ければ病気とか障がいを乗り越えてお金稼ぎたいっていう人も出るし、そこはやっぱり諦めずににやっぱり関わっていきたいなっていうとこですよね。

 そうですね、あと賃金が今後障がい者に対して上げていこうみたいな、どれぐらい上げないといけないんですか? みたいな質問ってあったんですか?

 そうですね、やっぱり雇った以上「能力開発しなさい。その措置をとりなさい」ってあの五条の改正にありましたよね。そのためにはやっぱりどうしても正社員にして「昇給・昇進があるよ」という形じゃないと不可能じゃないですか?

 はい、そうですね。

 半年契約で最低賃金で昇給しませんじゃ、絶対能力開発しないし向上しないしっていう…。それで言うのは最低賃金で雇ったところで何かミスした時に結局クビにするしかないと…。例えば「ある程度試験を受ければ正社員になれます」とか「昇給もあります、出世もします、ボーナスもあります」みたいな、なるべくそういうふうにしてだすと競争が入るんですよ。それで努力もする。条件のいい会社で働いている障がいのある人ってやめたくないから、頑張るじゃないですか?「いつでも切れるような条件だと、多分もうこれから人来ませんよ」みたいな、そういうようなアドバイスはしました。

 なるほど、みんな最低賃金ベタ割りでですね、競争が起こらないような雇い方しちゃうとそうならないですもんね。

 やっぱり雇用率が足りないでいわゆる代行ビジネスが入って、それで「O課長」あたりが徹底的にやっつけたじゃないですか?

 ちょうどあれから1年ですよ。もう今 11 月の今週最終週ですから、昨年この第五条の法改正があったのは 12 月だったでしょう? あれからもう1年早いですね。

 聴いてる方がいらっしゃるのか、こちらに解説を頼んできますから「改正五条どう受け止めればいいでしょうか?」と…。でもちょっと雇用率がちょっとまた急激に上がり過ぎているのは僕はもうちょっと落ち着かしてた方がほんとはいいかなと思ってるんですけど…。

 ただバランスがですね、片や「能力開発向上させる措置を取りなさい」とも言いつつ雇用率も上げますって言ったら、その準備期間もないまま「そうは言ったってでも雇わないといけないんでしょう?」っていう話になっちゃうので、いったん緩める期間を置いたほうがいいんじゃないかなと思うんですけど…。

 だから本当に会社側も雇用率をもうちょっと下がってれば少し余裕があるじゃないですか? でもやっぱり毎年上がってればまた1人雇わなきゃいけない、10 人雇わなきゃいけないってなると雇う作業で大変!

 大変ですよね。さらに最低賃金もたぶんここからまたバンバン上がっていくわけでしょう?

 やっぱり仕事も切り出しができないとかという悩みは相変わらず多いですけど、まあ今回の厚労省のリーフレット見ると言葉悪いですけど「利益を度外視して、本人のやりたい仕事で重要な仕事をやらせなさい」って一文入っちゃってるんですよ。それで「みんなで協力しなさい」。だから障がい者の人だけがご機嫌で「快適な職場をみんなで作りましょう」みたいに読めちゃうんですね。

 あぁ、なるほど。それはさすがに違いますね。

 それでは職場が破綻するんで、障がい者「が」活躍じゃなくて障がい者「も」活躍っていうことで、最近のどこ行ってもそういう話ばっかりしてるんですけど…。

 「が」ではなく「も」ってことですね。テーマは『も』ございます。ということで「師走」に突入しますがまた来月もよろしくお願いします。

 よろしくお願いします。

DJ. カジキング

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